司馬遼太郎
ようやく司馬遼太郎アップにこぎつけました。
司馬遼太郎の作品というのはどれでもそうなのですがあまり気が進まないときでもひとたび読み始めるとずるずると引き込まれていってしまいます。
終いには生きてる喜びさへ感じてしまう始末です。決して読者を裏切りません。
私は特に幕末、戦国時代を舞台にした作品が好きですね。

司馬作品はたくさんありますが、私にとってのベストを挙げるとすればやはり「坂の上の雲」、そして「竜馬がゆく」でしょう。
1997年3月号の月間「プレジデント」で”ビジネスマンが好きな作品ベスト10”という企画があって(もちろん司馬作品です)第一位が「坂の上の雲」、二位が「竜馬がゆく」でした。三位以下は次のようになっています。   
1.坂の上の雲
2.竜馬がゆく
3.翔ぶが如く
4.この国のかたち
5.街道をゆく
6.項羽と劉邦
6.峠
8.国盗り物語
9.空海の風景
9.「明治」という国家
11.世に棲む日日
12.燃えよ剣
13.花神
13.菜の花の沖
15.歳月
(順位が同じなのは同票ということです。)
上のアンケートは日本の上場企業トップ120人に対して行われたもので1〜3までは私もほぼ同意見であります。
私が特にトップ10に入れたいとすれば11位以下の「花神」、「菜の花の沖」、「歳月」です。そのほか、選にもれていますが「胡蝶の夢」も忘れてはいけません。
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1.竜馬がゆく
2.坂の上の雲
3.翔ぶが如く
4.峠
5.花神
6.菜の花の沖
7.国取り物語
8.歳月
9.功名が辻
10.夏草の武
11.世に棲む日日
12.胡蝶の夢
13.戦雲の夢
14.燃えよ剣
15.「明治」という国家
16.「昭和」という国家
17.人斬り以蔵
18.最後の将軍
19.殉死
20.城塞
その他番外編
関が原、新史太閤記、風塵の門、風の武士、
梟の城、酔うて候、豊臣家の人々
私の選んだ20冊
冒頭で記したように私の選ぶ20冊の多くが戦国時代と幕末に集中しています。この二時代が日本の歴史の中で一番エキサイティングな時代であり、大きな節目であったと思います。この時代に生きた男たちは多かれ少なかれ、野望とか大志を持っており文字通り命を張った男たちです。男たちと歴史のロマンを感じます。

司馬さんの歴史小説はすべてが事実ではありません。巧みに架空の脇役を登場させたりして物語の展開を面白くしています。そして、読後は一冊の「歴史書」を読んだような(すべてが事実であるような)錯覚に陥ってしまいます。それほどどの作品も緻密に仕上がっています。
司馬さんがひとつの題材を決め執筆しようとするときは神田の古本屋からそれに関するすべての古書(資料)がなくったといいますからその歴史的考察は学者並みになされているわけですね。
つづく
余談
司馬さんの著名な作品に「街道をゆく」シリーズ(全43巻)がありますが、その第19巻「中国・江南のみち」329ページにあの「何でも鑑定団」でおなじみの中島誠之助がわずか数行ですが登場します。司馬さんは敬意を込めて中島誠之助の文章を引用されておられる。私はこれによって中島誠之助という人がただの骨董屋ではないのだなと実感しました。